2026年3月期の振り返り
また、配当については、業績が順調に推移したことを踏まえ、期末配当予想(普通配当)を前回予想から2円増配しました。加えて、2026年3月に創立20周年を迎えたことから、株主の皆様への感謝の意を込めて1株当たり1円の記念配当を実施し、年間配当金は当初予想比3円増配の38円としました。
2026年1月には、主にWebシステムや業務システムの開発を手掛けるキャロルシステムをグループに迎え入れました。いま、多くの企業がIT人材不足という課題を抱えています。当社でもこれまで継続的に採用を進めてきましたが、必要な人材を十分に確保するのは簡単ではありません。そうした中で、「必要な人材を採用していくよりも、自走できるIT企業にグループへ加わっていただく方が、より大きなシナジーを生み出せるのではないか」と考え、今回のM&Aに至りました。キャロルシステムは高い技術力と開発力を持っており、以前から当社との親和性の高さを感じていました。実際にグループ化後は、これまで社内だけでは対応が難しかったIT関連の課題についても気軽に相談できるようになり、連携も非常にスムーズに進んでいます。今回のM&Aは、単なる人材確保ではなく、グループ全体の事業基盤強化につながる取り組みだと考えています。特に、保証契約の申し込みから審査、契約管理までの一連の手続きを、キャロルシステムの技術を活用しながらデジタル化・自動化していきたいと考えています。さらに今後は、AIを活用した新たな自社サービスの研究・開発にも力を入れていく方針です。
業績面では、主力の家賃債務保証が堅調に推移し、利益面も当初想定を上回る着地となりました。回収率の向上や審査精度の改善など、これまで積み上げてきた取り組みの成果が、着実に表れてきていると感じています。
一方で、医療分野については中期経営計画に対してやや進捗が遅れている状況です。ただ、介護分野については計画を上回るペースで伸びており、新たな保証領域についても手応えを感じています。